Shadowrocketを初めて開いたら、まず4つの画面の役割を確認しましょう。Homeでは接続、Configでは設定ファイル、Dataでは通信や接続履歴、Settingsではアプリの設定を管理します。すでに利用可能な接続情報やサブスクリプションがあることを前提に、画面の用語や操作手順、同じ英語表記が場所によって異なる意味を持つ場合の見分け方を説明します。
購入内容を確認してから、4つのタブを把握する
ShadowrocketはAppleプラットフォーム向けのクローズドソースの有料アプリです。主にiPhone / iPadで利用でき、購入・インストールはApp Storeから行います。アプリは買い切りです。価格、互換性、システム要件、購入の適用条件はApp Storeの表示をご確認ください。アプリを確認する際は、デベロッパ名がShadow Launch Technology Limited、アプリIDが932747118であることを確認してください。
アプリの買い切り購入と接続サービスの契約は別です。インストール後も、利用者自身が用意した接続情報またはサブスクリプションが必要です。本サイトではノード、サブスクリプション、サービスプロバイダーの提供・販売・推奨は行っていません。画面に項目が表示されなくても、購入に失敗したとは限りません。アプリの購入と接続情報の追加は別々の手順です。
以下では、画面と照らし合わせやすいよう英語表記をそのまま使います。デバイスや表示言語、アプリのアップデートによって、表示や項目の位置が変わる場合があります。アイコンの位置だけで判断せず、項目名と機能を確認してください。
Home:接続、サーバー、サブスクリプションの管理
Homeは日常的な操作の起点です。接続状態の確認、サーバーの選択、追加済みの接続項目の管理を行います。ここに表示されるサーバー一覧と、Configにある設定ファイル一覧は別のものです。前者は接続先を、後者は通信の処理方法などを定める設定を示します。
Subscribeはサブスクリプションの種類を示します。サブスクリプションURLから複数の接続情報を取得できます。通常のWebページのURLや、単一サーバーのドメインとは異なります。以下の操作は、利用者自身が用意し、使用が認められているサブスクリプションを対象とします。例のhttps://example.com/sub?token=xxxxは形式を示すための架空の値で、実際の接続には使えません。
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Homeを開く
Homeを開き、接続スイッチの状態と登録済みの項目を確認します。利用可能な設定がある場合は、トラブルシューティングの前に現在の選択内容を記録しておくと、後で元に戻せます。
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サブスクリプションを追加する
Home → 右上の「+」→ Type → Subscribeの順に進み、URL欄に利用者自身が用意したサブスクリプションURLを省略せず入力して保存します。
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項目を確認する
Homeに戻り、サブスクリプションからサーバー項目が作成されたか確認します。一覧が空の場合は、URLが完全か、情報を取得できたかを確認してください。同じURLを続けて追加するのは避けましょう。
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選択して接続する
使用するサーバーを選択してから、接続スイッチをオンにします。初回接続時にシステムからVPN構成の許可を求められた場合は、アプリ名を確認し、システムの案内に従って許可してください。
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接続を確認する
確認したいサイトにアクセスし、Dataで該当する記録を確認します。スイッチがオンになったことは接続処理が始まったことを示すだけです。名前解決、ルールによる処理、実際のアクセス結果も確認してください。
一覧に表示されるShadowsocks、VMess、VLESS、Trojan、Hysteria2、WireGuardはプロトコル名であり、接続品質の評価ではありません。項目を編集する際は、プロトコル、サーバーアドレス、ポート、認証情報を手元の情報に合わせて入力してください。接続を試すために、プロトコルや一般的なポート番号を適当に変更しないでください。
Config:設定ファイルとGlobal RoutingのConfigは別
画面下部のConfigは、設定ファイルを管理する画面です。設定ファイルにはルールやDNSなどを設定できます。ファイルのインポート、編集、現在使用するファイルとして選択する操作は、それぞれ個別に確認が必要です。ファイル名が表示されているだけでは、その設定が現在の通信に適用されているとは限りません。
| 画面上の場所・項目 | 主な役割 | 確認する内容 |
|---|---|---|
| Homeのサーバー | プロキシ接続に必要な情報を設定します。 | プロトコル、アドレス、ポート、認証情報が一致しているか。 |
| 画面下部のConfig | 設定ファイルと、その中のルールなどを管理します。 | 現在選択中のファイルと、ファイル内のルールの順序。 |
| Global Routing → Config | 現在の設定にあるルールに従って、通信の処理方法を選びます。 | 正しい設定ファイルが選択されているか、対象が想定したルールに一致するか。 |
たとえば、DOMAIN-SUFFIXはドメインの末尾で一致判定し、IP-CIDRはIPアドレスの範囲で一致判定します。GEOIPはIPアドレスの地理情報に基づいて一致判定し、FINALはそれ以前のルールに一致しなかった通信を処理します。これらはルールのキーワードであり、画面下部のタブ名やサーバーのプロトコル名ではありません。ルールは通常、上から順に確認されるため、順番を変えると最終的な処理結果が変わる場合があります。
DOMAIN-SUFFIX,example.com,DIRECT
IP-CIDR,192.168.0.0/16,DIRECT
FINAL,DIRECT
これはルールの読み方を示す例で、完全な設定ではありません。1行目は例示したドメインとそのサブドメイン、2行目は指定したプライベートネットワークを照合し、最後の行はそれ以外の通信を直接接続にします。既存のファイルをこの例で上書きしないでください。すべての通信が最終的にDIRECTとなり、プロキシ経由の接続先は設定されていません。
Global Routing:Proxy、Direct、Config、Scene
Global Routingでは、全体のルーティング方法を設定します。ここでのProxyとDirectは画面下部のタブではなく、ルーティングのモードです。通信が特定の経路を通る理由を確認するには、まずHome → Global Routingを確認し、次に現在の設定とサーバーの選択を確認してください。
- Config:現在の設定ファイルにあるルールに従って通信を処理します。ドメインやIP範囲ごとに振り分ける場合は、このモードと現在のファイルを確認してください。
- Proxy:通信をプロキシ経由で処理します。実際の接続先は、現在選択しているサーバーや関連するポリシーによって決まります。認証情報の誤りは解消されず、すべての接続先にアクセスできることが保証されるわけでもありません。
- Direct:通信を直接接続で処理します。画面にサーバー項目が表示されていても、そのときの通信が必ずサーバー経由になるわけではありません。
- Scene:シーンに応じたルーティングの選択に使います。利用前に、設定済みのシーンと適用条件を確認してください。設定不要で問題を自動修復する機能として扱わないでください。
画面のモードDirectとルールのポリシー名DIRECTは、どちらも直接接続を意味しますが、適用範囲が異なります。前者は全体の選択、後者は該当ルールに一致した通信だけに適用されます。同様に、Proxyに切り替えても、特定のドメインに対するルールが追加されるわけではありません。
確認の手順:通常のルーティングと一時的な切り分け
既存のルールを使う
- Home → Global RoutingでConfigを選択します。
- Configで現在使用中のファイルを確認します。
- Dataで対象に適用されたルールと処理結果を確認します。
処理方法を比較する
- まず現在のモードと選択中のサーバーを記録します。
- 許可されたテスト条件のもとで、ProxyまたはDirectに個別に切り替えます。
- 同じ接続先へのアクセス結果を比較し、テスト後に元の設定へ戻します。
一度に変更する条件は1つだけにしてください。複数を同時に変えると、結果がサーバー、設定ルール、ルーティングモードのどれによるものか判断できません。
Data:結果を確認する画面。接続情報は編集しない
Dataでは通信や接続に関する情報を確認できます。「実際に何が起きたか」を調べるときに使います。対象にアクセスした後、接続スイッチだけを見るのではなく、該当する時刻や接続先の記録を確認しましょう。表示される項目や記録の詳細さは、画面やログ設定によって異なります。表示されていない項目を推測で補わないでください。
- テストの時刻と接続先ドメインを記録し、関係のない操作をいったん止めて、バックグラウンドのリクエストによる影響を減らします。
- 一度アクセスしてからDataを開き、時刻と接続先を手がかりに該当する接続記録を確認します。
- 詳細に名前解決の結果、適用ルール、ポリシー、接続エラーが表示される場合は、それぞれを記録します。どれか1つだけで全体を判断しないでください。
- HomeまたはConfigに戻り、現象に関係する項目を1つだけ変更して、同じ接続先を再テストします。
通信量のカウントが増えていても、バックグラウンド処理や再試行による可能性があり、指定したページが完全に読み込まれたとは限りません。接続が確立しても、その後のサービス応答が正常とは限りません。反対に、記録が見つからない場合は、対象へのリクエストを再実行したか、時間範囲が正しいか、記録機能が有効かを先に確認してから、ルーティングの問題を調べてください。
Settings:アプリの動作とOn Demand
Settingsでは、アプリ全体の動作やオプションを管理します。Configファイル内の設定すべてと同じものではありません。各項目がアプリの環境設定か、現在の設定ファイルに属するものかは、具体的な画面で確認してください。トラブルシューティングでは、「自動接続をオンにした」とだけ記録せず、Settings → On Demandのように画面の経路を正確に書き留めましょう。
On Demandは、設定済みの条件に応じて接続を開始する機能で、ルールによる通信の振り分けとは異なります。条件に従って接続が始まっても、個々のリクエストの処理方法はGlobal Routingと現在の設定をあわせて確認する必要があります。初めて接続を確立するときは、まず手動で接続して動作を確認してからOn Demandを設定すると、同時に変わる条件を減らせます。
- 設定画面を確認:Settings → On Demandを開き、スイッチの状態と設定済みの条件を確認します。Homeの接続状態だけで判断しないでください。
- 起動条件を確認:設定済みの条件に沿ってネットワークの変化をテストし、想定どおりに接続が開始されるか確認します。
- ルーティングを確認:接続が確立したらHome → Global Routingに戻り、続いてDataで実際のリクエストを確認します。
- 比較用に記録:変更前の設定を記録します。想定外の動作があれば、元に戻して手動接続で同じテストを繰り返します。
初めて使うときによくある質問
購入後にHomeを開いたら空でした。どうすればよいですか?
アプリを購入しても、接続情報は自動で作成されません。まず利用可能なサブスクリプションまたはサーバー情報があることを確認し、Home →「+」から該当するTypeを選んで追加してください。サブスクリプションを追加しても一覧が空の場合は、URLが完全か、情報を正常に取得できたかを確認します。
Configにファイルがあるのに、アクセスがルールどおりにならないのはなぜですか?
まずHome → Global RoutingでConfigが選択されているか確認し、画面下部のConfigに戻って現在使用中のファイルを確認します。次に対象へのリクエストを再送し、Dataで関連する記録を確認してください。ファイル名が表示されているだけでルールが適用中だと判断しないでください。
サーバーを選択済みでも、Directではそのサーバーを経由しますか?
サーバーを選ぶ操作と、通信経路を決める操作は別です。まずHome → Global Routingを確認してください。Directは直接接続を意味します。既存のルールで通信を振り分ける場合は、Configモードと設定ファイルを確認します。プロキシ接続の結果を一時的に比較する場合は、Proxyを個別にテストしてから元の設定に戻してください。
On Demandを有効にしたら、Dataを確認しなくてもよいですか?
引き続き確認が必要です。Settings → On Demandでは接続の開始条件を設定し、Dataではリクエストの結果を確認します。条件に応じて接続した後、同じ接続先にアクセスし、Global Routing、現在の設定、接続記録をあわせて、想定どおりか判断してください。
覚え方はシンプルです。Homeで接続を選び、Configで設定を確認し、Dataで結果を見て、Settingsで動作を調整します。問題が起きたら、表示中の画面、操作した経路、実際の現象を明確にしてから変更箇所を決めましょう。サブスクリプションの更新、モードの切り替え、ルール編集を同時に行うと、原因を再現しにくくなります。